Silver Lake / Echo Park / Los Feliz / Pasadena
John Lautner’s Foster Carling Residence

セラミックアーティストのHeather Levine <http://www.heatherlevine.com/> のアトリエまで、家の玄関に飾るウォールハンギングを受け取りに行った際、立ち話的に彼女の友人がJohn Lautner建築の家を所有している事を聞きつけた。

かねてから彼の大ファンで有った僕は、さっそくその場で紹介の約束を取り付けてもらい、後日改めて撮影に向かった。

オーナーはCMディレクターのSteve Ramser、ハリウッドでも有数のクリエイティブエージェンシーに所属し、独自の改造を施した自慢のBMWバイクにまたがり、多忙な日々を送っている独身イケメン中年である。

彼の様な男に会うと、アメリカンドリームってまだまだ不滅なんだなぁとつくづく感じられて嬉しい。

 

話は戻ってJohn Lautner。知る人ぞ知るアメリカミッドセンチュリー時代を代表する建築家の一人で、かのフランク=ロイド=ライトの愛弟子である。

今回撮影させてもらった”Foster Carling Residence”は、1947年に当時大型ボート建設者として有名だった” John de la Vaux”との初めてのコラボレーションであり、同時にLautnerとってその後のデザインの根幹を築いた節目的な作品である。ちなみにJohn de la Vauxとはその後7回コラボレーションし(かの有名なUFO House ”Chemosphere”も彼らの作品)生涯の友と成った。

限られた広さをより賢く活用する事に長けている長期航海用ボートデザイナーとのコラボレーションにより、当時のラグジュリアスなスタンダードに比べると小さめな(居住スペース約200平方メートル)家ながら、ストレスの無いリヴィングスタイルを体現している。

さらに、ライトから受け継いだポリッシュコンクリートの床と檜のコンビネーションや、ガラスを多用して極力部屋と部屋を壁で区切らない設計により、光の量をコントロール。 また、室内/室外の区切りを感じさせないリヴィングルームまで浸食したプールと、室内ガーデンなどなど、、凄過ぎる作りになっている。

まさに男の夢(女性もモチロン)の様なドリームハウスをそろそろ誰かに譲って、Steveはメキシコの海へ引っ越す予定だそう。 Steve 格好良いなぁ、そして世界は広いなぁ。